私の最良の友、パソコン
 八巻 秀雄

 パソコンとの係わり  コンピュータとの係わりは、長年、原子力技術者をやっておりました関係から大変古く、昭和30年代からです。当初は電動計算機を利用し、ついで、リレー式、そして電子計算機、HIPAC102とかIBM650を使い出したように記憶しています。  その後、自分で直接計算をする機会はなくなりましたが、関係の深いツールでした。50歳台半ばから仕事の内容が変わりだし、大型計算機技術の原子力以外への利用に関する社外委員会に顔を出し、ついで、情報機器としてのコンピュータとかかわり、さらに、自分の机上にワープロを経由してパソコンが置かれるようになりました。  個人用の情報機器としてのパソコンの普及と暇な人生への移行が時期が同じだったことから、今ではパソコンなしの日常生活を考えることが出来ない程になりました。

 シニア・パソコン利用者の分類  シニア世代の(生活の手段としててではない)パソコン愛好家はどんどん増えていきます。皆さんのアプローチを見ますと、次のように分類できるように思います。 1.新技術機器として、ハード、ソフトともに常に先端を征服していくことを目指す。 2.そこそこの技術を習得し、あとは情報の発信・蒐集に利用する。 3.時代に遅れないように、そこそこにメールやインターネットを利用する。または、趣味のクラブの連絡表を作成する。 4.購入したことで満足、習得を簡単に諦める。

 シニアのパソコン愛好者のコースとして、上記分類の「2」が妥当だと思いますが、これをさらに分類すると次のようになります。 2.1 インプット型:メール、ホームページでもっぱら情報を集め、情報通として自己満足する。 2.2 アウトプット型:内容の深さはともかく、せっせと発信する。外からの情報には余り関心を持たない。 2.3 インプット・アウトプット型:情報も集め、自らも充実した情報を発信する。

 私の目標  勿論、分類「2.3」を意識していますが、中々思うようにはいきません。しかし、情報の発信を意識していますと、どこかを訪ねた際、または、何か情報に触れた際に正しい情報を記録するためにメモを取る、さらに、話題を求めて出かけたり、図書などで追加情報を得る努力を多少するようになりました。まだまだ底が浅いですが今後も続けるつもりです。  私はパソコンにめぐり合い、興味をもてたことに感謝しています。知識の幅を広げ、旧友との交流を復活し、これぞシニアライフの有力なパートナーだと考えています。機会があれば仲間を増やすことにも心がけています。


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