心にうつりゆくよしなし事

金谷 俊治
平成29年12月
徒然なるままに心にうつりゆくよしなし事をそこはかとなく2,3書きつくってみました。
1. 司会者の適度な喋り
最近 ニュース、報道番組、ワイドショー等テレビをよく見るようになりました。この種番組には
司会者がつきものであり、継続して視聴しているうちに彼らには一定の特徴があることに気が付きました。
NHK日曜討論のS氏、テレビ朝日/スクランブルのH氏、TBSテレビ/ゴゴスマのI氏、、TBSテレビ/時事放談のM氏などは適度の喋りでゲストの意見,考え方を上手に聞き出し意図した方向に導いておられるように思います。視聴していて納得がいくうえ心地良いです。
一方多弁すぎる?司会者も方おられ、こちらが聞きたいのは司会者の意見ではなく、折角出演しているゲスト;政治家だったり有識者だったりその道の専門家だったりの話です。自分の波長に合わないとついチャンネルを切り替えたりします。
2.新聞の責務
新聞倫理綱領(2000年6月制定)には「新聞の責務は、正確で公正な記事と責任ある論評によって、《なにが真実か、どれを選ぶべきか、的確で迅速な判断 をするための情報》の要望にこたえ、公共的、文化的使命を果たすことである」旨記されている由、なるほど納得です。しかし「新聞は時の政権運営のチェック をする責務がある」という趣旨の記事を読んだことがありますがそうでしょうか。私たち一般人は、国が発行する各種白書等生データはまず閲覧しないで、テレ ビ、新聞、雑誌等の情報(加工された二次データやコメンテータ等の個人的思惑)で物事の善悪を判断します。是は是、非は非として、多角的な報道をして頂け るとありがたいです。
3.民放ニュース報道で気になること
   NHKのアナウンサーはどなたもニュースを放送するとき、話し方が標準化されていて事象を虚心坦懐に話しています。一方民放のアナウンサーの中には、 ニュース解説風に自分の判断を含めて、あるいは感情を込めて事象を話す人がいますが、コトの善悪は視聴者が判断するので「情の言葉」でなく「理の言葉」で 淡々として話して欲しいと思います。
以上