My PC  事情

真瀬  寛
平成29年10月
2010 年の冬のことでした.それまで3年ほど使用していたデスクトップPCをRAM増設の際に壊してしまいました. 出来るだけ安価にPCをとゆうことで,PCに詳しい友人の助けてをかりて自作PCに挑戦することにしました. 機材は東海村のPC Depotで揃えました. 65kyほどで当時としてはそれなりの高スペックなPCを手にすることができました. OSはWindows7が高価すぎるので,当時評判になりつつあったFreeのLinux OS,Ubuntu,を導入することにしました. Linuxは初めて取り扱うので不安はありましたが,難しいことをやらければWindowsと変らない使い勝手です. 数多くの有用な無料アプリケーションが用意されており,それらの導入もいたって簡単です. Linuxの環境ではハードウエアがあればソフトウエアにお金を掛けなくて済みます.この点はわれわれ年金生活者にとってありがたことで,MS Winsdowsに対する大きな利点と言えるでしょう. ここではこれまでUbutuを使ってきて感じたことの幾つかを記すことにします.

デスクトップ
PCを起動すると最初に現れる画面がデスクトップです. 現在のUbuntuは17.04ですがデフォルトのデスクトップはUnityです. このデスクトップは好きになれないので, My PCでは古いタイプのデスクトップ,Mate,を使用しています. Ubuntuでは実に様々なデスクトップ環境が用意されています. 幾つかのデスクトップを設定しておき,PC起動時に好みのデスクトップを選ぶこともできます.デスクトップは見てくればかりでなく作業効率に大いに関わり ます.

アプリケーション
Windowsアプリケーションの代替は大概見つけることができます. Windowsにはない便利なアプリケーションもあります. それらはその殆どがフリーソフトであり, ソフトウエアセンターから容易に導入することができます. 代替ソフトの主なものに.MsOffice >>> LibreOffice, PhotoShop >>> Gimp があります. 写真データの整理に大変便利なソフトにShotwellがありますが,Windows用はないようです.
Ubuntuには, WineというWindowsアプリを作動させる仕掛けが用意されていて, Windowsのソフト資源を活用できます(うまく動かないものもある). My PCでは,JTrim,こととい(岩波の電子辞書ビューワ),Nikon Image, 秀丸,縮専などを利用してます.  残念なことにUbutuではIE,Edgeといったブラウザが使用できません. WebSiteの中にはIE,Edgeでしか見られないものがあり,困ってしまうこともあります. どうじてもという場合は,VirtualBoxを利用してWindowsOSを導入すれば,Ubuntu上でWindowsPCを実現できます. My PCには, 取り敢えず2000,Xpなど古いWindows OSを入れてあります.
 
サポート終了のXPマシーンの活用.
比較的低スペックのPCでもUbuntuの導入で生き返らせることができます. 簡単な文書作成,メール確認,ホストPCの端末などに再利用できるでしょう. また,UbuntuをUSBに導入しておくと,PC環境を変えることなくUbuntuを利用することができますし,PCのトラブル時に役立ることが出来ます. ご参考までに,32G USBに導入したUbuntuMate16.04LTSデスクトップのスクリーショットを表示しておおきました.

以上,簡単にUbuntuの良ところに触れてみました. 実は同窓の仲間たちにUbuntuの宣伝をしているのですが,いまだ賛同者が現れておらず,残念な思いをしております.

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UbuntuMate16.04LTSのデスクトップ,拡大図
(上下端の帯,パネル,にはPC情報,アプリのランチャーを置きます)